2010年12月07日

第2回 「建築祭事記」

家づくりのスケジュールの中で行われるイベント(神事)の一般的な例をご紹介します。

1.地鎮祭(じちんさい)001.bmp
 地祭りとも言います。着工直前に土地を守る神様に工事の安全を祈願して行われます。土地の中央付近にお供え物をし、神主さんにお祓いをしてもらって玉串を奉納するのが一般的です。
この玉串とは榊(さかき)の枝に紙垂(しで)と呼ばれるひらひらした紙をつけたもので、これを奉納するのは仏式の焼香に相当する意味があり、他の冠婚葬祭(結婚式など)でもよく用いられます。
ちなみに神主さんへの謝礼として「初穂料」などと書いたのし袋に現金を入れて渡すのが慣例ですが、この初穂とは神様へのお供えにその年実った最初の稲穂(初穂)を納めたことに由来しています。

2.上棟式(じょうとうしき)002.JPG
 建前(たてまえ)ともいいます。家の棟木(むなぎ=屋根の頂上にある梁)が上がった時に、家の神様に今後も無事に工事が進み家に幸せがくるよう願って行う式典です。
朝から柱を立て始め、棟が上がるとお神酒やお供え物をして祈願した後、建て主側が大工さんたちに酒や食事を振舞い、ご祝儀を渡します。最近では大工さんも車でみえますので、宴会をなくして酒代として少し多めにご祝儀を渡し、早々に終わることが多いようです。


3.竣工式
 家が完成したお祝いとして行われますが、神事として行われる事はあまり無い様です。
上記二つに比べると頻度も少なく、あえて行うなら新築祝いとして親戚・知人を招いて宴を催したりします。

 主なイベントを挙げてみましたがこれらを行うことは年々減っています。
 しかしながら家を建てるのは人生の中でそう何度もあるものではありませんから、一度くらいは伝統行事の“晴れ”の場を家族全員で楽しむつもりでやってみるのも決して無駄ではないかもしれませんね。


posted by 住まいづくりの会 at 14:13| 建築よもやま話

2010年10月18日

外壁が屋根より出てる!?

欠陥調査をしていると、とんでもない事例にあたります。
調査の依頼内容は「屋根と外壁のリフォームを行ったが、屋根よりも外壁の方が飛び出している。このような家は見たことがないが、これで良いものですか?」というものでした。
屋根の方が外壁より出ているのが当たり前ですよね?
結果、この家は雨水が外壁の上部から壁内にいくらでも漏れる構造でした。しかし、これだけにとどまりませんでした。
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posted by 住まいづくりの会 at 20:54| 欠陥住宅の話